束の間の夢のあと

今更そんなしっかりブログにしたためるような年でもないじゃん、さらっと適当に成り行きでいいじゃんとも思うけど、これまでその時の気持ちも含めて全部ブログに残してきたし。今回もいつかの自分が「ほんとめんどくさいおたく」って笑えればいいなと思うのでとりあえず殴り書きしとくことにします。

 

ふと考えてみれば、私は単純にコロナに負けたのかもしれないなあと思う。コロナ禍になって現場がなくなって、いろんな人たちがいろんな体力を無くしていくなかで、私もおたくする精神的な体力を完全に無くした気がする。(物理的な体力は多分ある、はず)

そうして体力を無くしていく中で、これまでのおたく人生のなかで自分で自分になんとなく感覚的に設けてきた「自担」「担当」という概念に、もうすっかり当てはまることはできなくなったことに気がついた。生じゃなくても、姿を見るだけでかっこいい!!!!!とキャッキャ出来ていたエネルギーが今やどっかに行ってしまった。少しずつだけど、おうおうここは担当としては沸かないといかんなと思って乗っかるようにしてみるときもなんとなく増えた。そんなの担当だなんて言えないし、言っちゃいけない。こんなので好きだと言うのは申し訳ない。ああこれはもう、そういうことだよなって、自分の中でどんどん確信に変わっていくのに時間はそれほどかかりませんでした。

 

なので、めちゃくちゃ短い時間にはなってしまったけれど、ラウールくんの担当という肩書きを外すことにします。もう自担とは呼びません。呼ぶだけの資格はもう私にはありません。本当に短い期間だったけれど、閃光のように階段を駆け上がっていく姿を追いかけることができて私はとてもとても楽しくて幸せでした。こんなにかっこいい子を好きになれて、本当に良かった。私なんかが自担にしていい子ではなかったのに、自担と呼ばせてくれてありがとう。あまりにかっこいいその姿が、心の底から大好きでした。

 

これからは世間によくいるような、ファンのひとりになろうかなと思います。欲しいなあと思った時に欲しいものを買って、見たいなあと思った時に見たいものを見て。担当という看板をしまって、自分の心に素直にラウちゃんのことを遠くから応援します。

あ、コンサートに行って団扇持てる時がまた来たとして、すっごいチョロく「やっぱ戻る」って言っても殴らないでください(笑)。

 

ここからは更に正直なことを書き残します。

現場がまた少しずつ始まりだして、お友達がそれぞれに現場に行って楽しそうに幸せそうにしているのを見るたびに、私はもうそこには戻れないなあと薄々思うことが増えていて。自分も現場に行けば戻るかなという期待は胸いっぱいに持っていたけれど、本当に正直なことを言うとようやく入れたたった1公演の歌舞伎では、そこまでではなかったのが本音。

久しぶりの現場の雰囲気、おたくの雰囲気、暗転する瞬間、本人たちが出てくる瞬間、そして自分が双眼鏡を構える瞬間。待ち焦がれたその瞬間にはすべてに感動したし、やっぱり生きてるって思える場所だなあと心の底から思いました。

でも、成長期を見守りたいと思って降りたのに見守れない時期が長すぎて、1年9ヶ月ぶりくらいに見たラウちゃんは、もう私なんかが知っていた人ではなくて、成長して立派になりすぎて、誰?って思ってしまうくらいだった。(てか思った)

勿論好きだなあと思った瞬間もたくさんあったけど、自分が予想していたほどの胸の高鳴りも興奮もなかった。終演後は、予想していたより遥かに冷静な自分がそこにいた。

 

運も実力も頑張りも全部全部足りなくて、見守れなかったのは完全に全部自分が悪い。ついていけなかった自分が悪いし、恋も愛も忘れてしまった自分が悪い。こんなに魅力的で才能溢れている素敵な子なのに、ついていけなくなったと手を離してしまう私はほんとにばかだ。だけど多分、いずれ来る未来だったことはずっと前から分かってた。

 

SnowManのセンターに立つ超絶かっこいい男の子のラウールくんは、まだまだこれからどんどん飛躍して、そのうち本当に世界に行ってしまう日もくるのだろうなあと思います。そんなこれからを、隅っこから応援させてください。私はそのとき、ラウちゃんの担当出来てる人羨ましい!!!ってハンカチ噛み締めてギリギリしてると思うので、噛み締めてるハンカチがボロボロになるくらい羨ましい羨ましい!!って思わせてください(笑)。

なんて冗談は置いといて。ラウちゃんがもっともっと人気になってスターになっていく未来なんて簡単に想像できる。まだまだ可能性しかないラウちゃんのこれからの道が素敵で素晴らしいものでありますように。そして配信のオーラスで言っていた「俺たちを応援する人が大多数になる」そんな近い未来は、きっとすぐそこだよ。

 

そして私のこれからですが。

当分は誰の担当にもならないことにしました。次の子が決まったら降りるつもりでいたけど、意外となくしてしまった体力が相当なものだったみたいで、今他の子に降りても多分私は同じことをすぐに思うのだろうなと思うので。

いつかまた、とんでもない閃光に撃たれたみたいな出逢いがどこかにあるといいなあ。それまでは、また誰かの「担当」って楽しく言えるような体力をつけるリハビリをすることにします。

もしそれがまたラウちゃんだったなんてことがあったら、その時は優しくしてね(笑)。

 

ということで、何かが変わることもないけれど、自分への区切りとして書き記します。結婚が出来る18歳まで、恋心を持ち続けることができなかった私より。