他担が呟くEndless SHOCKの衝撃波

じゃにおたとして感想をつらつらと残しておきたい気持ちになったEndless SHOCK。せっかくなので勢いのままに筆を取るなどします。(筆ではない)

私は2013年くらい(岸くんが出ていた時)に一度梅芸でSHOCKを観劇したことがあるくらいで、あとは何故か高校からの友達とか職場の先輩とかなにかと光一くん担当の人に出会うことが本当に多かったので、話を聞いてそれなりに知っているくらいの、SHOCKとは歴代自担は関わってこなかった外野のおたく。

 

上田くんがライバル役をすると聞いたときから、なんか絶対おもしろい!!!気になる!!とひそかに気になっていたので、こんなご時世になり映画化するとなって、私は休みの日に朝から車を1時間走らせて上映映画館に走ったのでした。

 

とにかく有楽町が大好きで帝劇が大好きなおたくなので、まず映画が始まってオケピが映って帝劇内が映ってコレオグラファーの名前にトラビスとステイシーを見かけた瞬間からもう泣いてた。(元PZ該当担)そこからは出演者がひとりずつ出るたびに泣き、歌うたびに泣き、お決まりのジャパネスクでも号泣して夜の海でも引くほど泣いてた。割と涙腺はしっかりしてるほうなはずなので、現場がずっとなくてそこそこ心が枯渇してたんだなあと思ったし、やっぱり煌びやかな帝国劇場で繰り広げられるジャニーズショービズの世界がしぬほど好きだなと思った。

 

ソリタリーの寺越シンメが腰砕けるほど好きすぎるしタツヤのソロ曲がかっこよすぎて自担にバックについてほしい曲!!!!って定価(12,500円)払いたくなったし、つばみなちゃん可愛かったし、いっそのことソリタリー出新規のてら担になりたいなと血迷うくらいにはほんとにどれも素晴らしかった。

 

けど、私いろんな友達に言いまくってるのだけど、とにかくライバル役の上田くん最高すぎません???タツヤって最高に良すぎません??

私はどちらかと言うとタツヤの気持ちが分かるような気がして、基本は客観的に見ているのだけど、たまにタツヤに感情移入していたような気がする。揺るがない正義を自分のなかに秘めて、全員がその背中をまっすぐに追いかけている人、そんな人が目の前にいる。勝ちたくても微塵も叶うことのない人がそこにいて、勝ちたいのに勝てない。そもそも相手は自分のことをライバルだなんて目で見てないし、芯にあるのはたったひとつ「良いショーをつくりたい」ただそれだけ。そんな揺るがない正義をもった相手なんて、眩しくて羨ましくて、憧れもあるけど、鬱陶しい。私だったら羨ましすぎて嫉妬してきらいになってしまうくらい。そんな相手自分にはいないけど、それでもその気持ちがなんだか痛いほど分かるようだった。

 

ジャパネスクで事故が起きたあとのタツヤの演技を見て、タツヤは被害者だなあって私はすごく感じてしまった。一番の被害者はもちろん命を奪われたコウイチだけど、あの場面で真剣をタツヤに渡さない選択肢だってコウイチにはあったはずで、もっと他の選択肢だってコウイチにはあったはず。自分は被害者になって、永遠の存在になって、もちろん良くはないけど、その一方でタツヤは何年も何年もずっと自責の念に駆られ続けて生きてる。自分の手を見て辛そうに泣きながら歌うタツヤを見て、ああタツヤは被害者だなあって、すごくつらい気持ちになった。

エターナルでは、ここについてコウイチのナレーションが入っていて、「あのときの俺は焦り、狂っていた」って振り返っていたその台詞に、ずっとカンパニーを引っ張って走り続けて舞台の魅力に囚われたコウイチも、狂ってたんだなってハッとした。

自分のツイートには呟いたけど、配信が終わって夜に一人色々考えていたらふとジャニワのことを思い出した。ジャニワはジャニーさんが作り上げたこの世のトンチキをすべて詰め込んだ大天才の舞台だけど、その中で演者になにがあってもショーを止めるな!ショーマストゴーオンだ!と叫ぶプロデューサーは、全員から「あいつは狂ってる」と指を刺される存在だった。プロデューサーは、最終的になんかよくわかわないけど天使たちに運ばれて天に召されていったな、そういえば。

プロデューサーは多分ジャニーさんのこと。そしてその舞台の中で、プロデューサーは自分のことを狂人だと認めた台詞は特にないままに天国に行ったわけだけど(もしあったらごめんなさいね!)、一方でコウイチはナレーションのなかで自分のことを狂っていたと認めていた。コウイチはそのままに光一くんのことだとすると、その自覚の違いがジャニーさんと光一くんの違いであって、ジャニーさんのことを長年見てきた光一くんが作り上げたEndless SHOCKというストーリーなのかな、なんて思うなどする。考察とかはまったく得意ではないので、これ以上はなにもわかりません(笑)

 

しかしSHOCKを観ていると、(縁起でもないこと言うから怒らないで頂きたいのだけども)本当に光一くんはいつかコウイチのように舞台で死んでいくのかなあなんていう気持ちにさせられる。光一くんにとって、ショーマストゴーオンを教えてくれたジャニーさんは恩師だったのか、それともショーマストゴーオンという言葉はもはや半ば呪いのようなものでもあるのかとすら思う。でもきっと、光一くんはこの言葉がもはや半分呪いであることも全部分かってて、そんなの「全部引き受けてやろうじゃねえか!!!!@カズヤ」って感じで、、そんなことはさらりさらりと受け入れてステージに立ってるんだろうなって思った。すごい人だと改めて思った、そんな舞台だったしそんな時間だった。てか何がすごいって、私この感想を生現場じゃなくて映画と配信だけでここまで抱いてる。それがすごい。そしてこのクオリティの舞台をやれる人間が事務所に在籍しているジャニーズ事務所はやはりすごい。ジャニーさんがショービジネスの世界をいつまでも愛したように、派手なライブも勿論好きだけど、やっぱりジャニーズの舞台ってすごく好きだ。

うまいまとめ方も分からないけど、今の私にこんな衝撃とこんな気持ちにさせてくれた素晴らしい舞台に心からの拍手を。光一くん、どうかお身体は大切にしてね。